TDコーウェンは、エヌビディア（NVDA）とAMD（AMD）の株価予想を、決算発表を前に引き上げ、高い需要と将来への前向きな見通しを指摘している。
エヌビディアについては、特にデータセンター事業での好調な業績を強調している。「当行の調査によると、Hopper/BlackwellベースのAIシステムに対する需要は依然として供給量を上回っている。
アナリストは、2025年度第2四半期のカンファレンス・コールで、Hopperベースのシステムに対する根強い需要と、Blackwellプラットフォームの利用可能性の増加が予想されることから、業績が顕著に上振れし、予想が上方修正されると予測している。TDコーウェンは、エヌビディアを強く推奨する投資先として再確認し、予想株価を140ドルから165ドルに引き上げた。
同行は、エヌビディアのAIコンピューティング分野における継続的なイノベーションが、同社の継続的な成功に不可欠な要素であり、2025年以降も成長を促進することが期待される強力な製品計画であると強調している。
同様の観点から、TDコーウェンは、特定の市場分野でいくつかの障害があるにもかかわらず、AMDの将来について肯定的である。アナリストは、AMDに対する見方は過去9ヶ月間様々であったが、同社の中核事業は堅調であると認めている。
「我々は、2024年後半から2025年にかけての事業見通しが堅調であると確信している。これは、コア・サーバー市場におけるいくつかの潜在的な増加、MI350/400製品リリースの前のMI300/325の大幅な成長、短期的にはパーソナル・コンピューター市場の良好なトレンドに後押しされている」とアナリストは表明している。
アナリストらは、AMDのデータセンター事業が大幅に拡大し、クライアント事業の安定した業績が、あまり好調でないゲーミングおよびエンベデッド市場とのバランスを取ると予想している。
TDコーウェンはAMDの予想株価を200ドルから210ドルに引き上げ、同社が2024年後半から2025年にかけてCPUとAIを強化することで、堅調な成長を遂げると予想した。
まとめると、TD CowenによるNvidiaとAMDの予想株価の改定は、両社の持続的な成長とAIおよびデータセンター・テクノロジー分野での優位性を確信していることを示している。
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