[ニュルティンゲン(ドイツ) 14日 ロイター] - 独自動車大手BMWのツィプセ最高経営責任者(CEO)は14日、2030年以降は電気自動車(EV)を供給し、ガソリンを使用する内燃エンジン車を廃止する用意があると明らかにした。
ツィプセCEOは、シュツットガルト近郊のニュルティンゲンで開かれた会合で「内燃エンジン車廃止の準備は整う。自治体や国が廃止に取り組むなら、それに応じる」と語った。また「BMWグループはこの問題を不安視していない。よい考えかどうかは別の問題だが、サービスを提供することはできる」と強調した。
同業の独大手フォルクスワーゲン(VW)や米ゼネラル・モーターズ(GM)とは異なり、BMWはガソリン車の生産終了時期は設定していないが、30年までに世界販売の半分をEVにする見通しを示している。