執筆:Sam Boughedda
Investing.com — デジタル決済・フィンテック企業のMogo Inc (NASDAQ:MOGO)は火曜日、NFT Trader社への投資を通じてメタバース分野に進出すると発表した。
NFT Trader社は、非代替性トークン(NFT)のP2P(ピア・トゥ・ピア)の店頭取引プラットフォームを運営するカナダの企業である。同社はこれまで、Bored Ape Yacht Club、Cool Cats、Gutter Cat Gang、CyberKongz社などを含むいくつかのプロジェクトに協業してきた。
Mogo社の株価はこのニュースを受けて4%上昇した。
「金融の世界は急速に変化しており、Web3、メタバース、NFTの出現はそのことを如実に表している。」と同社CEOであるDavid Feller氏は述べている。
NFT Trader社への最初の投資は、転換社債を通じて行われるもので、普通株式に転換された場合には同社25%の株式を取得することになる。今回の出資後6ヶ月以内に普通株式の買増しを行い、さらに25%の株式取得が可能である。また、同社の取締役を1名任命することができる。
「次世代金融プラットフォームは、従来の金融とDeFi(分散型金融)のギャップを埋めるだけでなく、デジタルと現実世界の融合が、これまでで最大の成長機会のひとつになると確信している。」と同氏は期待している。
この発表を受けて、BTIG社のアナリスト、Mark Palmer氏は投資家向けのメモで、今回の投資は同社のプラットフォームの自然な拡大であり、株価は好意的に反応すると予想している。また同アナリストは現在、2.86ドル台で取引されている同社株について、買いを推奨し、目標株価を13ドルと設定している。