[26日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6822.76(+47.51)
前営業日終値 6775.25(‐ 2.41)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9588.15(+ 78.01)
前営業日終値 9510.14(+170.97)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4393.41(+51.30)
前営業日終値 4342.11(+89.31)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が47.51ポイント(
0.70%)高の6822.76と反発して取引を終えた。終値として7月上旬以来の高
値水準だった。欧州中央銀行(ECB)が追加の景気刺激策導入に踏み切るとの期待から
、金融株を中心に買いが集中した。
ECBのドラギ総裁が先週22日の講演で、景気を下支えする意向を示したことで、
量的緩和(QE)などの追加緩和策が導入されるとの観測が広がった。QEによって銀行
は中央銀行から低金利で資金を調達できるようになるため、貸出金利との間で利ざやが増
えて収益が上がる。これが買い材料とされ、金融株が上昇した。
一方、チリの産銅大手アントファガスタ・ミネラルズ ANTO.L は上半期のコア利益が
11.5%減ったことが嫌気され、株価が1.2%安となった。
<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和
観測が引き続き相場を下支えしたほか、一部の鉄鋼メーカーが大きく買われたことも、全
体水準を押し上げた。
FTSEユーロファースト300種指数 は10.22ポイント(0.75%)高の
1376.83で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 は32.07ポイン
ト(1.01%)高の3197.54と、この2営業日の上昇率は3.20%と2013
年6月以来、約14カ月ぶりの大きさとなった。
ECBのドラギ総裁は22日の講演で、物価下落を食い止めるために持ちうる全ての
政策手段を駆使する用意があると述べ、大規模な資産購入実施の可能性があるとの観測が
広がった。量的緩和(QE)と言われる政策は、物価上昇を促すために金融市場へ資金を
つぎ込む。シティ・インデックスのチーフ・グローバル・ストラテジスト、アシュラフ・
ライディ氏は「さらなる緩和導入に意欲をみせるドラギ総裁の姿勢は、株式相場の押し上
げ要因となっている」と分析する。
財政赤字や低インフレに苦悩している国では株価が上がった。イタリアの主要株価F
TSE・MIB指数 .FTMIB は1.33%、スペインのIBEX35指数 .IBEX は1.
28%、ポルトガルのPSI─20指数 .PSI20 は1.71%の上昇となった。
フランスのCAC40指数 .FCHI も1.18%上昇。バルス首相率いる内閣が25
日に総辞職し、オランド大統領は政権の方針と「一致するメンバー」による組閣を首相に
要請した。政権にまとまりが出るとの見方が広がり、相場の追い風となっている。
個別銘柄では、鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル ISPA.AS と、ドイツの鉄鋼メ
ーカー、ザルツギッター SZGG.DE 、オーストリアのフェストアルピーネ VOES.VI がいず
れも大幅上昇。USBが、業界の景気が好転していることを理由に投資判断を「売り」か
ら「買い」に引き上げたことが好感された。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6822.76(+47.51)
前営業日終値 6775.25(‐ 2.41)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9588.15(+ 78.01)
前営業日終値 9510.14(+170.97)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4393.41(+51.30)
前営業日終値 4342.11(+89.31)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が47.51ポイント(
0.70%)高の6822.76と反発して取引を終えた。終値として7月上旬以来の高
値水準だった。欧州中央銀行(ECB)が追加の景気刺激策導入に踏み切るとの期待から
、金融株を中心に買いが集中した。
ECBのドラギ総裁が先週22日の講演で、景気を下支えする意向を示したことで、
量的緩和(QE)などの追加緩和策が導入されるとの観測が広がった。QEによって銀行
は中央銀行から低金利で資金を調達できるようになるため、貸出金利との間で利ざやが増
えて収益が上がる。これが買い材料とされ、金融株が上昇した。
一方、チリの産銅大手アントファガスタ・ミネラルズ ANTO.L は上半期のコア利益が
11.5%減ったことが嫌気され、株価が1.2%安となった。
<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和
観測が引き続き相場を下支えしたほか、一部の鉄鋼メーカーが大きく買われたことも、全
体水準を押し上げた。
FTSEユーロファースト300種指数 は10.22ポイント(0.75%)高の
1376.83で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 は32.07ポイン
ト(1.01%)高の3197.54と、この2営業日の上昇率は3.20%と2013
年6月以来、約14カ月ぶりの大きさとなった。
ECBのドラギ総裁は22日の講演で、物価下落を食い止めるために持ちうる全ての
政策手段を駆使する用意があると述べ、大規模な資産購入実施の可能性があるとの観測が
広がった。量的緩和(QE)と言われる政策は、物価上昇を促すために金融市場へ資金を
つぎ込む。シティ・インデックスのチーフ・グローバル・ストラテジスト、アシュラフ・
ライディ氏は「さらなる緩和導入に意欲をみせるドラギ総裁の姿勢は、株式相場の押し上
げ要因となっている」と分析する。
財政赤字や低インフレに苦悩している国では株価が上がった。イタリアの主要株価F
TSE・MIB指数 .FTMIB は1.33%、スペインのIBEX35指数 .IBEX は1.
28%、ポルトガルのPSI─20指数 .PSI20 は1.71%の上昇となった。
フランスのCAC40指数 .FCHI も1.18%上昇。バルス首相率いる内閣が25
日に総辞職し、オランド大統領は政権の方針と「一致するメンバー」による組閣を首相に
要請した。政権にまとまりが出るとの見方が広がり、相場の追い風となっている。
個別銘柄では、鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル ISPA.AS と、ドイツの鉄鋼メ
ーカー、ザルツギッター SZGG.DE 、オーストリアのフェストアルピーネ VOES.VI がいず
れも大幅上昇。USBが、業界の景気が好転していることを理由に投資判断を「売り」か
ら「買い」に引き上げたことが好感された。