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米国株見通し:弱含みか、対ロ制裁を見極め買い後退

発行済 2022-03-24 13:57
更新済 2022-03-24 14:00
© Reuters.
(13時50分現在)

S&P500先物      4,468.90(+12.7)
ナスダック100先物  14,518.50(+71.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は上昇、NYダウ先物は70ドル高。
NY原油先物(WTI)は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。



23日の主要3指数は反落。
ナスダックはプラスに転じる場面もあったが、ダウは序盤から下げ幅を拡大し448ドル安の34358ドルで取引を終えた。
原油相場は上昇基調に振れ、インフレ高進による景気への影響を懸念した売りが先行。
特に、前日の取引で買い戻された金融やハイテクなど主力株への利益確定売りが下げを主導。
連邦準備制度理事会(FRB)は景気回復よりもインフレ抑制を優先させるとの見方が、全般的に買いを抑制した。



本日は弱含みか。
原油相場が前日から失速しており、インフレ懸念による株売りは一服しそうだ。
ただ、今晩発表のPMIや耐久財受注など経済指標は前回から失速が予想され、回復持続を期待した買いは後退しよう。
一方、ウクライナ情勢に関連し、北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議では武力侵攻したロシアへの制裁が協議される見通し。
ただ、事態打開の材料にはなりにくく、地政学リスクへの警戒が高まれば売りを強める可能性があろう。



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