[15日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6211.64(‐181.04) 前営業日終値 6392.68(+26.44)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 8571.95(‐253.26) 前営業日終値 8825.21(+12.78)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 3939.72(‐148.53) 前営業日終値 4088.25(+9.55)
<ロンドン株式市場> 15カ月ぶりとなる安値水準をつけて取引を終えた。1日の 下落率としては16カ月ぶりの大きさだった。 世界経済の先行きを懸念し景気循環株が売られた。米バイオ医薬品大手アッヴィ
<欧州株式市場> 急落。世界経済の先行きを懸念した投資家がリスク資産売却に走 った。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は、41.60ポイント(3.22 %)安の1251.87で取引を終えた。2013年12月以来の安値水準となり、1日 の下落幅としては2011年末以来の大きさを記録した。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は108.44ポイント(3.61% )安の2892.55だった。 ギリシャ株が大幅に売られ、同国の主要株価指数 .ATG は6.25%安と前日に続き 低下した。ギリシャの政治不安や国債利回り上昇が嫌気された。 欧州の主要な株式相場はすべて年間ベースでマイナス圏になった。特にドイツ株は軟 調で、クセトラDAX指数 .GDAXI は今年に入り10.3%低下している。このまま年末 を迎えると2011年以来の安値水準になる。 投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数 .V2TX は2012年半ば以来の高い水準となる28.9をつけた。 北海ブレント原油の価格が約4年ぶりの安値をつけたことで石油関連株が売られた。 フランスの石油大手トタル TOTF.PA は4.5%、スペインの石油大手レプソル REP.MC は4.0%、ノルウェーの国営石油会社スタトイル STL.OL は2.9%下落した。 ノルウェーの油田サービス会社ペトロリアム・ゲオサービシズ PGS.OL は原油価格の 下落と需要の低下を理由に通年の利益見通しを切り下げたことで、株価が3.9%下落し た。 合併・買収(M&A)の期待が後退した製薬関連株も売られた。