(この記事は25日に配信しました) [24日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6388.73(‐30.42) 前営業日終値 6419.15(+19.42)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 8987.80(‐59.51) 前営業日終値 9047.31(+107.17)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4128.90(‐28.78) 前営業日終値 4157.68(+52.59)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が30.42ポイント( 0.47%)安の6388.73と反落して取引を終えた。世界経済の先行きやエボラ出 血熱の感染拡大への懸念が重しとなった。 ただ、週間ベースでは1.2%上昇で8月以来の大きな伸びとなった。 中国の需要低迷懸念による銅価格の値下がりで、この日の鉱業株指数 .FTNMX1770 は 1.69%低下。欧州中央銀行(ECB)のストレステスト(健全性審査)で25行が不 合格になったとする報道が嫌気され、銀行株にも一時売りが集中した。 ニューヨークの米国人男性医師がエボラ熱に感染したことが判明し、旅行・レジャー 株指数 .FTNMX5750 は0.57%低下した。 FT100種はこの日、下値支持線の6400ポイントを下回った。 こうした中、第3・四半期決算が底堅かったアイルランドの製薬会社シャイアー
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。軟調な企業決算やエボラ出血熱拡大への 懸念が投資家心理を悪化させた。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は、4.54ポイント(0.34% )安の1312.74で取引を終えた。週間ベースでは2.5%の上昇で、2013年1 2月以来のプラスとなった。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は13.93ポイント(0.46%) 安の3030.37だった。 イタリアの高級ブランド「グッチ」の売上げ減少で親会社ケリング PRTP.PA は5. 1%下落した。 ドイツの化学大手BASF BASFn.DE は欧州での需要低迷を理由に2015年の通期 見通しを引き下げ、株価が3.2%下落した。 西アフリカのギニアで医療活動に従事していた米国人男性医師がニューヨークに戻っ た後にエボラ熱に感染したいたことが判明。感染拡大に対する懸念が再浮上した。 一方、欧州中央銀行(ECB)によるストレステスト(健全性審査)で、主要銀行は 大きな問題なく合格するとの見方からSTOXXユーロ圏銀行株指数 .SX7E は0.7% 上昇した。 スウェーデンの大手トラックメーカー、ボルボ VOLVb.ST は、コア収益が市場の期待 を上回り、株価が7.1%上昇した。