■新薬への期待再燃、約1週間ぶりに7000円台を回復
塩野義製薬<4507>(東証プライム)は4月22日、4日続伸基調で始まり、取引開始後は7069円(187円高)まで上げ、取引時間中としては4月14日以来、約1週間ぶりに7000円台を回復している。ブルームバーグニュースの報道として、「塩野義の新型コロナ経口薬、米国が購入を視野に交渉-関係者」と伝えられており、国外での需要も見込めることになったと注目されている。
同社が開発中の新型コロナ経口薬を巡っては、非臨床試験結果に関する一部報道を受け、4月中旬に「本件が本治療薬の承認審査の可否に影響を与えるものではないと考えて」いること、引き続き「現在実施中の臨床試験に取り組み、安全性および有効性の情報収集に努め」ること、などを発表した。株式市場の受け止め方としては、期待が幾分後退した雰囲気になっていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)