執筆:Sam Boughedda
Investing.com – 午後の早い時間に株式市場は反転し、今週決算を控えたハイテク株が上昇した。
Twitter Inc (NYSE:TWTR)は大きな注目を集め、遂にイーロン・マスク氏の同社の非公開化に向けて440億ドルでの買収提案の受け入れが確認された。もちろん、マスク氏が同社をどうするつもりなのかは未知数である。これは買収提案の話題だけでなく、公的な論議としても注目されている。
火曜日にはMicrosoft、今週末にはAlphabet (NASDAQ:GOOGL)、Meta Platforms Inc (NASDAQ:FB)、そしてTwitterなど、多くの大手ハイテク企業が決算発表をする。
また今週は、住宅および雇用関係指標、原油在庫の最新の指標が発表される予定である。
議会は今週ワシントンに戻り、バイデン大統領が社会・エネルギー支出に関する提案「Build Back Better(より良い再建-インフラ再投資法案)」が上院で頓挫した後、残る議題を審議予定である。
一部の上院議員は、コロナ治療、クリーン・エネルギー事業、チャイルド・ケアや早期教育などの社会事業のための予算を増やすよう引き続き求めている。尚、民主党の議員達は、秋の中間選挙までに残りの法案成立を目指すと思われる。
また上院はバイデン大統領が指名する連邦準備制度理事会(FRB)候補者の承認投票もまだ控えており、すでに公聴会は開かれたものの、最終投票を待っている状態である。その中には2期目となり、利上げが予想される来月のFOMC会合を主導するパウエル議長も含まれている。
火曜日の市場に影響を与えると思われる3点を紹介する。
1. Alphabetに決算発表
今週は、AlphabetとMicrosoftの両社が火曜日の市場取引終了後に決算発表する。
Investing.comが集計したアナリスト予想では、Alphabet Inc Class C (NASDAQ:GOOG) は売上高680億8000万ドル、1株当たり利益25ドル89セントを発表するとみている。
2. Microsoftに決算発表
一方、Microsoft Corporation (NASDAQ:MSFT)については、売上高490億1000万ドル、1株当たり利益2.19ドルと予想されている。
3. 消費者信頼感指数
経済活動に対する消費者の信頼度を示す4月のCB消費者信頼感も明日午前10時(米国東部時間)に発表される。アナリストは、前回の107.2を上回る108.0という数字を予想している。