[デトロイト 12日 ロイター] - 米国自動車協会(AAA)は、米テスラ、韓国現代自動車、SUBARU(スバル)の自動運転支援システムを調査したところ、いずれも正面衝突事故を避けられなかったという結果を公表した。ただテスラ車は衝突前に減速したという。
AAAは現在の運転支援システムや自動ブレーキシステムは完全自動運転には程遠く、運転手が車両を制御する必要があると指摘した。
テスラの「モデル3」、現代自の「サンタフェ」、スバルの「フォレスター」を用いて試験を行い、同じ方向に走る車との衝突は3台とも避けることができた。
しかし、時速25マイル(約40キロ)で正面から向かってくる車をサンタフェとフォレスターは検知できず、衝突を回避するために減速することはなかった。モデル3は自動的にブレーキをかけ、衝突する前に時速3.2マイルまで減速したという。
また、モデル3とサンタフェは道路を横切る自転車を検知してブレーキをかけたが、スバルは5回の試験で自転車を認識できなかったとした。