[9日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6529.47(‐142.68) 前営業日終値 6672.15(‐70.69)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9793.71(‐221.28) 前営業日終値 10014.99(‐72.13)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4263.94(‐111.54) 前営業日終値 4375.48(‐44.00)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が急落し、142.68 ポイント(2.14%)安の6529.47と1カ月ぶりの安値に近づいて取引を終えた 。1日の下落幅としては、10月15日以来の大きさだった。今年に入って4回目となる 業績見通し下方修正が嫌気された小売り大手テスコ TSCO.L が売られ、全体を押し下げた 。 テスコは一時17%も下落し、約14年ぶりの安値をつけた。最終的には6.6%安 で取引を終えた。同社は、業績予想の数値の水増し問題が見通し下方修正の原因になった としている。 同業のWMモリソン MRW.L は4.4%、セインズベリー SBRY.L は1.8%の連れ 安となった。 北海ブレント原油 LCOc1 が約5年ぶりの安値をつけたことで、エネルギー株も売ら れた。 アルミニウム価格が供給過剰懸念からロンドンと上海の両市場で値を下げ、鉱業株も 売られた。10日に発表される中国の11月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数 (PPI)は同国の経済減速を示すとみられ、そのほかのベースメタルも値を下げた。 経済の先行き不透明感が漂う中、比較的安全な資産とされる金が買われ、金価格
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。前倒しが決まったギリシャの大統領選に ついて、欧州連合(EU)などの金融支援の条件である緊縮財政に反対する急進左派連合 (SYRIZA)が優勢と伝えられたことで、政治的混乱への懸念からギリシャ株に売り が集中した。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は32.31ポイント(2.32% )安の1363.13で取引を終えた。11月下旬以来の安値水準で、下落幅は10月中 旬以来の大きさとなった。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は85.22ポイント(2.62%) 安の3162.77だった。 ギリシャの主要株価指数 .ATG は12.78%の低下。1987年11月以来の下落 幅だった。同国の銀行株が大幅に売られ、ナショナル・バンク・オブ・グリース