[31日 ロイター] - 米最高裁は31日、フェイスブックやツイッターといった大手SNS(交流サイト)運営会社が特定の「視点」に基づきユーザーアカウントを閉鎖したり投稿を検閲するのを禁止したテキサス州の法律について、同法を巡る裁判が下級審で続いている間は差し止める命令を出した。
保守派や右派の評論家は、自分の主張をツイッターなどの「ビックテック」が封じていると批判している。
昨年9月に成立した「HB20」と呼ばれるテキサス州法は、月間アクティブユーザー数が5000万人以上のSNS運営会社が特定の「視点」からユーザーを検閲するのを禁止する。
差し止めを求めて提訴した業界団体は、政府による個人の言論管理を容認している同法は違憲と主張。規制の対象をビックテックに限定し、保守派に人気なパーラーやトランプ前大統領が立ち上げたSNSは除外されていることは不当としている。
最高裁の決定は差し止めに賛成が5人、反対が4人だった。