[東京 16日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 16755.32 -344.08 寄り付き 16862.42 安値/高値 16714.83─16895.39
TOPIX .TOPX 終値 1353.37 -25.92 寄り付き 1362.52 安値/高値 1350.73─1365.64
東証出来高(万株) 242932 東証売買代金(億円) 25568.28
東京株式市場で日経平均は大幅続落。東証1部の銘柄全体の91%が値下がりする全面安 となった。原油相場の下落を背景に、リスク回避の動きが継続。寄り付きで節目の1万7 000円を割れ、取引時間中としては11月10日以来5週間ぶりの安値水準を付けた。 前場中に発表された中国の経済指標もさえない内容となり、相場の重しとなった。
前日の米国株式市場では原油価格の下落を嫌気し主要3指数が続落した。世界的な運 用リスクを回避しようとの流れを引き継ぎ、東京市場でも朝方から売り優勢の展開。後場 に入ってから一段安となり、前日終値比で一時384円安まで売られた。
16─17日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、原油安を受け、 声明で事実上のゼロ金利を「相当な期間」継続するとの表現が維持される公算が大きくな っており、外為市場がドル安/円高方向に振れることに対する警戒感が意識された。
またHSBC/マークイットが発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(P MI)速報値が49.5に低下。7カ月ぶりに景況拡大と縮小の分かれ目となる50を下 回ったことも嫌気された。これを受け、アジア取引で北海ブレント先物が下落。アジア株 も総じて軟調な展開となり、投資家心理を冷やす格好となった。
いすゞ自動車 7202.T やスズキ 7269.T などの自動車株や三菱商事 8058.T などの商 社の下げが目立ち、東証1部・33業種では全業種が値下がりした。
エース経済研究所の子幡健二社長は「短期筋の動きに左右される展開となっている。 原油安を背景に対資源国通貨での円高が進んでおり、株安につながっている」と指摘。「 利上げしたロシアの景気に対する不安感も意識されている」など、海外情勢の警戒感が強 く、日本株の先行きにも不透明感が出ているとの見方を示す。
個別銘柄ではスカイマーク 9204.T が一時ストップ高。同社が日本航空 9201.T とA NAホールディングス 9202.T 傘下の全日本空輸両社と、共同運航することになったと1 6日付朝日新聞朝刊などが報じ、材料視された。15日に自社株買いや株式分割などを発 表した神戸物産 3038.T も大幅高となった。半面、クレディ・スイス証券が投資評価を「 ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に引き下げたイオン 8267.T は続落した。
東証1部騰落数は、値上がり129銘柄に対し、値下がりが1686銘柄、変わらず が36銘柄だった。
(長田善行) ((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging: yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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