[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツの自動車部品大手ボッシュは13日、2026年までに半導体生産に30億ユーロ(30億1000万ドル)を投資すると発表した。また、物価高で特定の消費財の需要が減少しても、一部の半導体の供給制約は来年まで続くとの見通しを示した。
シュテファン・ハートゥング最高経営責任者(CEO)は「供給制約は大部分が年内に和らぐ見通しだが、来年も残るだろう」とし、「景気低迷で需要が減少すれば各業界が必要とする半導体は少なくなる可能性があるが、それを前提に戦略を立てることはできない」と述べた。
半導体生産への投資は、域外への依存削減を促す欧州連合(EU)の支援を活用して行う。ドイツ国内の開発拠点新設に1億7000万ユーロ、ドレスデンのウエハー工場拡張に2億5000万ユーロを投じる。