[北京 27日 ロイター] - 中国では湖北省の省都・武漢や青海省の省都・西寧など複数の都市で新型コロナウイルスの規制が強化されている。
27日報告された全国の新規感染者は3日連続で1000人を超えた。
広東省の省都・広州では27日、封鎖対象の道路・地区が拡大され、住民が自宅待機を迫られている。
武漢では今週1日当たり20─25人の新規感染者が報告され、一地区の住民80万人以上が今月30日まで自宅待機を命じられている。
ソーシャルメディアによると、武漢では感染者1人が地元の豚肉産業の関係者であることが判明し、市内の一部で豚肉の販売が停止された。
西寧でも今月初旬の国慶節の連休を受けた感染のリバウンド防止対策が講じられており、ソーシャルメディアには食料の不足や必需品の値上がりを訴える投稿が寄せられている。
西寧の当局者は26日、「感染リスクを減らすため、一部の青果店を閉鎖している」と述べた。
河南省の省都・鄭州、山西省の大同、陝西省の省都・西安などの大都市でも今週、新たな新型コロナ規制が導入された。