[ロンドン 19日 ロイター] - 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が19日発表した調査によると、12月の国内住宅市況は過去13年で最も広範に悪化した。借り入れコスト上昇と景気後退リスクの高まりを受けて需要と販売活動が予想以上に弱まった。
12月のRICS住宅価格指数(「上昇」との回答から「下落」を引いた数値)はマイナス42と、11月のマイナス26から悪化し、2010年10月以来の低水準となった。ロイターがまとめた市場予想のマイナス30も下回った。
今後1年の価格見通しの指数も前月から低下した。
RICSのチーフエコノミスト、サイモン・ルービンソン氏は「(調査で)住宅市場の課題が浮き彫りになった。新規購入者はより負担の大きい融資条件や景気の先行き不透明感に頭を悩ましている」と述べた。