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日経平均は続伸。
1日の米株式市場でダウ平均は6.92ドル高と小幅続伸。
米1月ISM製造業景気指数の下振れに伴う景気後退懸念で売りが先行。
一方、米連邦公開市場委員会
(FOMC)で予想通り0.25ポイントの利上げが決定された後、パウエル議長が会見でディスインフレの兆候に言及するなどタカ派色を弱めたため、金利ピークアウト期待が台頭。
米金利が大幅に低下する中、ドル安を好感した買い戻しも入り、ダウ平均はプラス圏で終了。
ナスダック総合指数は+2.00%と大幅続伸。
米株高を引き継いで日経平均は106.79円高からスタート。
ただ、為替の円高が重しとなる中、27500円水準での戻り待ちの売りも根強く、寄り付き後は心理的な節目を手前に一進一退が続いた。
今晩のアップルやアルファベットなどの注目企業の決算を控える中、午後も様子見ムードが強く、膠着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比55.17円高の27402.05円となった。
東証プライム市場の売買高は11億9648万株、売買代金は2兆8939億円だった。
セクターでは電気機器、証券・商品先物、精密機器が上昇率上位となった一方、保険、石油・石炭製品、鉱業が下落率上位となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の29%、対して値下がり銘柄は68%だった。
個別では、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5%超と急伸した中、東エレク (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)、スクリン (TYO:)、ディスコ (TYO:)などが大幅高。
イビデン (TYO:)、新光電工 (TYO:)、三井ハイテック (TYO:)、ローム (TYO:)などハイテクも全般堅調。
マネーフォワード (TYO:)、Sansan (TYO:)、ラクス (TYO:)などグロース株も総じて高い。
中部鋼鈑 (TYO:)、大塚商会 (TYO:)、正興電機 (TYO:)、サックスバーHD (TYO:)などは好決算を受けて急伸。
日立製 (TYO:)、キーエンス (TYO:)も決算が評価され上昇。
午後に業績・配当予想の上方修正を発表した合同製鐵 (TYO:)は後場から急伸した。
一方、金利低下でハイテク・グロース株が買われる中、景気敏感株が売られており、三菱UFJ (TYO:)、三井住友 (TYO:)、東京海上HD (TYO:)、第一生命HD (TYO:)などの銀行・保険が下落。
JFEHD (TYO:)、住友鉱山 (TYO:)、DOWA (TYO:)、三菱ケミG (TYO:)、INPEX (TYO:)、コマツ (TYO:)など資源関連も総じて軟調。
為替の円高を嫌気し、日産自 (TYO:)、マツダ (TYO:)、SUBARU (TYO:)など自動車も軒並み下落。
業績予想を下方修正した住友化学 (TYO:)、日本精工 (TYO:)のほか、減益決算が嫌気されたBIPROGY (TYO:)などは大きく下落。
イーガーディアン (TYO:)は低進捗決算を受けて急落。
午後に業績予想の下方修正を発表した中央発條 (TYO:)、大豊工業 (TYO:)は後場から大幅安。
好決算も業績予想の据え置きが出尽くし感につながった双日 (TYO:)も後場から売られ、三井物産 (TYO:)、三菱商事 (TYO:)なども連れ安した。
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