[オスロ 2日 ロイター] - ノルウェーのストーレ首相は2日、ウクライナへの軍事・民生支援の原資をねん出するため、今後数年、政府系ファンド(SWF)からの拠出額を増額する方針を示した。
ノルウェーのSWFは石油・ガス事業の収入を蓄積し運用している。規模は1兆3000億ドルと世界有数。昨年のロシアのウクライナ侵攻後は、石油・ガス輸出価格の高騰でSWFの資金が急増した。
ストーレ首相は議会でウクライナ向け支援の金額を示さなかったが、複数年の措置になるとし「政府系ファンドからの一時的な支出増になる」と述べた。その上で追加支出は国内経済に影響を与えることはなく、金利への影響も回避できると説明した。