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トルコ・シリア地震、死者5000人超える 余震続く中で救助活動

発行済 2023-02-07 15:25
更新済 2023-02-07 18:10
© Reuters.  2月7日、トルコの災害緊急事態対策庁(AFAD)のユヌス・セゼル長官は、同国南東部のシリア国境付近で6日に発生したマグニチュード(M)7.8の地震による国内の死者が29

[アンタキヤ/カフラマンマラシュ(トルコ) 7日 ロイター] - トルコ南東部のシリア国境付近で6日に発生した大規模地震による死者は両国合わせて5000人を超えた。

トルコ当局は同国の死者が3419人になったと発表した。

また、シリア政府や北部の反体制派支配地域の救助隊によると、同国の死者は1500人以上となっている。

余震が続いており、欧州地中海地震学センター(EMSC)によると、トルコ中部で7日にM5.6が観測された。

AFADは倒壊した4758戸の建物から8000人近くが救出されたと発表。夜間は気温が0度近くまで下がり、がれきの下に取り残された人を捜索する妨げとなったが、7日早くも救助隊の活動は続けられた。

トルコのエルドアン大統領は45カ国から捜索・救助への支援の申し入れがあったと述べた。

トルコ政府は国際的な支援を求める「レベル4」の警報を宣言したが、軍隊を大量に動員するような緊急事態には至っていない。

© Reuters.  2月7日、トルコ南東部のシリア国境付近で6日に発生した大規模地震による死者は両国合わせて5000人を超えた。写真は7日、トルコ南部ハタイの倒壊現場で抱き合う女性(2023年 ロイター/Umit Bektas)

AFADのオルハン・タタール氏は285回の余震が観測されたとし、5775棟の建物が被害を受け、負傷者は2万0426人に上ると明らかにした。

AFADによると、捜索・救助隊1万3740人が動員され、テント約4万1000基、ベッド約10万台、毛布約30万枚が被災地に送られた。

*写真を追加しました。

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