[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツの自動車大手メルセデス・ベンツは16日、3月から2年間で最大40億ユーロ(42億8000万ドル)の自社株を買い戻す計画を発表した。17日の通期決算発表を前に、投資家らはこの動きを歓迎した。
中国の北京汽車集団と吉利汽車はそれぞれ、メルセデスへの持ち株比率が10%未満になるように持ち株数に応じて保有株を売却することに合意した。両社はメルセデスの2大株主で、合わせて20%近くを保有している。
アナリストはメルセデスの高い流動性と堅調なフリーキャッシュフローから、17日の決算発表に合わせて自社株買い戻し計画を発表すると予想していた。バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチの推定によると、メルセデスの2022年の流動性は250億ユーロを上回る。