[上海 17日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は17日、ファンド商品の円滑で健全な発展を促進しながらリスク管理を強化するための大型マネー・マーケット・ファンド(MMF)規制を発表した。5月16日に施行される。
純資産が2000億元(290億8000万ドル)以上、または20営業日連続で5000万人以上の投資家を抱えるMMFを評価対象とすべきとした。
人民銀はファンド管理者に対し、このような主要MMFが投資家、資本市場、金融システムに与える影響を包括的かつ慎重に評価するよう要求。発表で、こうしたファンドは「やみくもに規模を拡大してはならない」としている。
また、20営業日連続で純資産額が5000億元を超える大型MMFは、一定の要件を満たすよう調整が必要とした。
アリババ・グループ<9988.HK)の関連会社であるアント・グループが管理する「天弘余額宝」の純資産は17日時点で6893億元と、中国最大のMMFとなっている。