[10日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6830.27(+76.47) 前営業日終値 6753.80(‐36.24)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11265.39(+264.10) 前営業日終値 11001.29(‐63.63)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4934.91(+84.69) 前営業日終値 4850.22(‐7.44)
<ロンドン株式市場> 反発。大手銀行のスタンダード・チャータード(スタンチャ ート) STAN.L やスーパー大手セインズベリー SBRY.L が買われ、全体水準を押し上げた 。 スタンチャートは5.8%高。オズボーン英財務相がこの日遅くに予定されている講演 で、銀行税の計算方法変更を発表する可能性があるとの見通しが材料視された。銀行税は 今後、英国内の資産に基づいて算出されるようになるという。英国外で事業の大半を営む スタンチャートにとっては税負担の軽減につながる。 この日に就任したビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)が、利益増加に向けて 財政強化と運営の簡素化が必要と主張したことも買い材料となった。 セインズベリーは4.5%上昇した。6四半期連続で基礎的売上高が減ったものの、予 想ほど悪くなかったと受け止められた。 競合のテスコ TSCO.L やWMモリソン
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。前日までは株式が売られすぎたとの見方 からこの日は買い戻された。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は7営業日ぶりに反発し、26.53 ポイ ン ト(1.74%)高の1548.82で取引を終了。1日の上昇幅は5月上旬以 来の大きさとなった。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は69.69ポイン ト(2.02 % ) 高の3526.48だった。 最近は、国債価格の乱高下に伴って株式相場も下落が続いていた。株価の状況を示す RSI(相対力指数)はFTSEユーロファースト300指数の場合、約30で推移して おり「売られすぎ」を示していた。こうした状況下では株価が反発することが多い。 前日に2月以来の安値をつけたドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は2.40%と 大きく反発して取引を終えた。 英スーパー大手セインズベリー SBRY.L は4.5%高。売上高が市場予想通りだった ことで買い安心感が広がった。 一方、 フランスの情報技術(IT)サービス、キャップ・ジェミニ CAPP.PA は下落 した。企業買収の資金として5億580万ユーロ(5億7070億ドル)相当を調達した ことが嫌気された。 オーストリアの高性能アナログIC設計・製造会社AMS AMS.S は21.1%の急 落。米アップル APPL.O との契約が切れたとの報道が嫌気された。