[パリ 10日 ロイター] - 英国のスナク首相とフランスのマクロン大統領は10日、パリで会談し、ロシアとの戦争が続くウクライナに対する支援を再確認したほか、不法移民阻止に向けた対応でも合意した。
両首脳はウクライナへの軍事支援を強化し、戦場で優位に立てるよう軍隊を訓練し、戦争終結に向けた協議が開始される日に向けて最高の状態にすることが今のところ不可欠だと強調。マクロン大統領は「軍事が最優先」と語った。
また核エネルギーを巡る協力を前進させることで合意したほか、ミサイルや防空システムの開発を含む英仏の軍事力の相互運用性の強化についても確約した。
移民問題に関しては、英国が不法移民阻止に向けフランスに対し3年間で約4億8000万ポンド(5億7700万ドル)を提供する一方、フランスは海岸警備の強化を図るという。