[24日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6844.80(+9.93) 前営業日終値 6834.87(+9.20)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11471.26(‐71.28) 前営業日終値 11542.54(+82.04)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 5045.35(‐12.33) 前営業日終値 5057.68(+59.07)
<ロンドン株式市場> 続伸。鉱業株や小売り関連が買われてFT100種は一時、 6月4日以来約3週間ぶりの高値となる6873.43まで上昇したが、ギリシャ支援協 議の先行き不透明感が再び高まったことで、株価は上げ幅を縮小した。 ギリシャは提出した財政再建策の案を債権団側が拒絶したとしている。 この日は商品価格の上昇が鉱業やエネルギー銘柄を下支えした。小売り関連銘柄にも 買いが集中した。 銅 CMCU3 やアルミニウム CMAL3 の価格上昇を背景に、鉱業株指数 .FTNMX1770 は0 .95%上昇した。石油・ガス株指数 .FTNMX0530 は1.49%上昇し、部門別で最も大 きな値上がりとなった。イラン核協議が期限の6月30日までに合意するかどうか疑問視 する見方が、供給過剰感の後退につながった。 英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル RDSa.L は2.3%高。ドイツ銀 行が同社の目標株価を引き上げた。配当は持続可能で、計画している英石油大手のBGグ ループ BG.L の買収も無事完了するだろうと予想している。 スーパー大手のセインズベリー SBRY.L も2.3%の値上がり。ソシエテ・ジェネラ ルが投資判断を「ホールド」から「買い」に変更し、目標株価を引き上げたことが好感さ れた。
<欧州株式市場> 反落。ギリシャ問題への不安が再浮上したほか、フランスの通信 関連株が売られたことが重しとなった。 ドイツのIFO経済研究所が発表した6月の業況指数がギリシャ債務危機をめぐる懸 念を反映して2カ月連続の低下となったことも、市場心理を悪化させた。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は、6.12ポイント(0.39%) 安の1577.18。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は15.02ポイント(0.41%) 安の3610.95だった。 ギリシャの主要株価指数 .ATG は1.77%下落した。同指数は23日までの2日間 で約15%上昇していた。ギリシャの銀行株指数 .FTATBNK も6.56%下げた。ギリシ ャが提案した財政再建策を債権団は承認しなかったと伝わり、ギリシャ支援協議をめぐる 前日までの楽観ムードが一変した。 フランスの通信関連株は大きく売られた。通信会社アルティス ATCE.AS は4.8% 安。子会社ヌメリカブルーSFR NUME.PA も9.4%の急落となった。複合企業ブイグ< BOUY.PA>の通信部門ブイグ・テレコムに対するアルティスの買収提案が拒絶されたことを 嫌気した。 フランスの通信大手でライバルのオレンジ ORAN.PA は3.3%、イリアド ILD.PA は8.5%それぞれ値下がりした。