[25日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6807.82(‐36.98) 前営業日終値 6844.80(+9.93)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11473.13(+1.87) 前営業日終値 11471.26(‐71.28)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 5041.71(‐3.64) 前営業日終値 5045.35(‐12.33)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数が反落し、36.98ポイント( 0.54%)安の6807.82で取引を終えた。銅価格の下落で鉱業株が売られたほか 、ギリシャ債務問題が引き続き市場心理の重しとなった。 鉱業株指数 .FTNMX1770 は1.78%低下し、FT100種を最も大きく引き下げた 。 ギリシャが改革案をめぐり近いうちに債権団と合意できなければ、国際通貨基金(I MF)に対する債務不履行(デフォルト)を避けられそうにない。月末までに16億ユー ロ(179億ドル)をIMFに返済できなければギリシャの銀行は預金流出が加速し、資 本規制導入の引き金を引く可能性がある。ギリシャはユーロ圏を離脱する危険性がある。 自動車保険のアドミラル・グループ ADML.L は1.6%下落した。シティ・グループ が投資判断を「ニュートラル」から「売り」に引き下げたことが嫌気された。 一方、ソフト開発のセージ SGE.L は3.9%高。インベステック・セキュリティー ズが投資判断を引き上げたことで、前日の大幅な値下がりから持ち直した。
<欧州株式市場> 続落で取引を終えた。ギリシャ支援協議はまたしても合意に至ら ず、27日に再会合を開くことになり、市場に失望が広がった。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は、4.13ポイント(0.26%) 安の1573.05。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は0.04ポイント 安の3610.91とほぼ横ばいで引けた。 フランスのビベンディ VIV.PA によるテレコム・イタリア TLIT.MI の株買い増し、 最大株主になったことを好感して、通信関連株に買いが集まった。ビベンディがさらにテ レコム・イタリア株を買い進めるのではないかとの期待が広まった。 ギリシャの主要株価指数 .ATG は0.10%の上昇。一方で、ギリシャの銀行株指数 .FTATBNK は0.59%の下落だった。ギリシャ支援再開の可否を議論するためにブリュ ッセルで開かれているユーロ圏財務相会合の先行きには不透明感が強まっているが、何ら かの合意が得られると楽観論が強まっているとするトレーダーもいた。ギリシャがデフォ ルト(債務不履行)に陥るかどうかについては、市場の見方は分かれている。 イタリアの電力最大手エネル ENEL.MI の傘下にあるスペインのエネルギー大手エン デサ ELE.MC は1.9%高。プライベート・エクイティーファンドのCVC CVC.UL とK KR KKR.N が「存在意義のある」株式数の取得を検討していると報じられたことが材料 視された。 衣料小売りで世界第2位のスウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)