[15日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6753.75( 0.00) 前営業日終値 6753.75(+15.80)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11539.66(+22.76) 前営業日終値 11516.90(+32.52)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 5047.24(+14.77) 前営業日終値 5032.47(+34.37)
<ロンドン株式市場> 横ばい。建設資材のトラビス・パーキンス TPK.L が伸びた が、高級ブランドのバーバリー BRBY.L が売られた。 バーバリーは2.6%安。第1・四半期の基調的な小売り収益は8%伸びたが、香港 での事業が振るわず、全体としても昨年の第4・四半期から減速したことが嫌気された。 一方、トラビス・パーキンスは2.8%高と、FT100種総合株価指数の中で伸び 率が最も大きかった。ベレンバーグ銀行が投資判断を「保留」から「買い」に上げ、目標 株価も引き上げたことが好感された。 イランの核協議が最終合意に至ったことを受けて、イランからの原油輸出が増加して 需給が緩むとの観測で、北海ブレント原油 LCOc1.L 相場が下落し、原油・天然ガス株指 数は0.52%低下した。 中型株では、テレビコンテンツ買収・販売のエンターテインメント・ワン ETO.L が 筆頭株主による保有株売却が売り材料とされ、9.1%の値下がりとなった。
<欧州株式市場> 続伸。ギリシャの金融支援再開に向けた財政再建法案の採決が注 目される中、半導体製造装置で世界第2位のオランダのASML ASML.AS が相場をけん 引した。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は6.16ポイント(0.39%)高 の1586.50と、6月26日以来約3週間ぶりの高値で取引を終えた。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は16.68ポイント(0.46%) 高の3623.87だった。両指数とも6日続伸した。 ギリシャの法案採決を前に南欧諸国の国債利回りが下がる中、イタリアの主要株価指 数FTSE・MIB指数 .FTMIBE は1.28%、スペインの主要株価指数IBEX<.IBE X>は0.69%の上昇となった。 オランダのASMLは4.3%高。今年の収益見通しが市場予想を上回った。 スイスの農業関連・種子開発大手シンジェンタ SYNN.VX も4.2%高。米ヘッジフ ァンドのポールソン&カンパニーが株式を取得したとの報道が材料視された。 一方、ベアリング製造で世界最大のスウェーデンのSKF(SKFb.ST)は8.6%安。 収益、見通しともに期待外れだったことが嫌気された。