*15:28JST 日経平均は3日ぶり反落、ハイテク売りの加速で後場崩れる
日経平均は3日ぶり反落。
21日の米株式市場でダウ平均は102.35ドル安と3日続落。
パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院での議会証言で年内の追加利上げの必要性を再表明したことが嫌気された。
また、金利先高観に伴うハイテク売りが全体の重しになった。
ナスダック総合指数は-1.20%と3日続落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は-2.68%と大幅に4日続落した。
米株安を受けて日経平均は137.13円安からスタート。
一方、海外投資家や買い遅れた投資家による押し目買いで日経平均は即座に下げ渋ると前場は前日終値を挟んだ一進一退となった。
しかし、午後中ごろからは指数寄与度の大きいハイテク・グロース株を中心に一段と売りが広がり、日経平均は終盤にかけて下げ幅を広げる展開となった。
大引けの日経平均は前日比310.26円安の33264.88円となった。
東証プライム市場の売買高は14億5273万株、売買代金は4兆941億円だった。
セクターでは電気機器、精密機器、機械が下落率上位に並んだ一方、その他金融、銀行、卸売が上昇率上位に並んだ。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は44%だった。
個別では、レーザーテック (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)、東エレク (TYO:)、ルネサス (TYO:)、ディスコ (TYO:)の半導体株が軒並み大幅安、ソシオネクスト (TYO:)はレーティング格下げもありストップ安まで売られた。
ソフトバンクG (TYO:)、ソニーG<
6758>、キーエンス (TYO:)、SMC (TYO:)、ファナック (TYO:)の値がさ株や、ニデック (TYO:)、TDK (TYO:)、村田製 (TYO:)、イビデン (TYO:)などハイテクも全般下落。
ネットプロHD (TYO:)、ANYCOLOR (TYO:)などグロース株の一角も大きく売られた。
一方、景気敏感株が全般買い優勢で、三菱UFJ (TYO:)、みずほFG (TYO:)の銀行、東京海上HD (TYO:)、SOMPO (TYO:)の保険、オリックス (TYO:)、三菱HCキャピタル (TYO:)の金融、三菱商事 (TYO:)、丸紅 (TYO:)、伊藤忠 (TYO:)の商社、INPEX (TYO:)、石油資源開発
(TYO:)の鉱業、三菱マテリアル (TYO:)、DOWA (TYO:)の非鉄金属などが高い。
高浜原発の再稼働時期が決定したと発表した関西電力 (TYO:)、目標株価が引き上げられた三井ハイテック (TYO:)は上昇。
業績予想を上方修正したテスHD (TYO:)、自社株買いを発表したインフォマート (TYO:)は急伸。
米ブラックロックなどが暗号資産(仮想通貨)のビットコイン現物投資型の上場投資信託(ETF)を米国で上場申請するとの報道を契機に足元でビットコイン価格が上昇していることを手掛かりにマネックスG (TYO:)、セレス (TYO:)などが大幅高となった。
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