💎 今日の市場で最も健全な企業をご覧ください始めましょう

EMシステムズ Research Memo(5):増税特需の反動減や医療制度改革の影響で減益

発行済 2015-07-16 18:26
更新済 2015-07-16 18:33
EMシステムズ Research Memo(5):増税特需の反動減や医療制度改革の影響で減益
7459
-
4820
-
■決算動向 (1)2015年3月期業績 EMシステムズ (TOKYO:4820)の2015年3月期業績は売上高が前期比1.0%減の11,257百万円、営業利益は同26.3%減の1,232百万円と微減収ながら2ケタ営業減益となり、会社計画(売上高12,000百万円、営業利益1,673百万円)を売上高、営業利益ともに下回った。
大幅減益となった要因は、13年9月に連結子会社化した(株)ユニコンがフル寄与したことに加えて、14年10月に連結子会社化したコスモシステムズ(株)が寄与するプラス効果があり医科システム(セグメント間内部取引消去前売上高1,168百万円、前期比20.5%増)と保守サービス(同791百万円、同56.1%増)の売上高が増加したプラス効果あったが、収益性の高い調剤システム(同7,308百万円、同4.2%減)とサプライ(同1,683百万円、同11.9%減)の売上高が落ち込んだことが大きかったことによる。
これは、消費増税に絡んだ駆け込み特需の反動減や2014年4月からの調剤報酬の改定及び消費増税の影響による収益低下で主力ユーザーである調剤薬局のシステム投資意欲及びサプライ需要が冷え込んだためだ。
一方、計画比未達となった要因は、消費税特需の反動減や調剤報酬改定の影響が想定以上であったことなどから、調剤システム(販売件数1,254件、計画比83.6%減)と医科システム(同403件、同40.3%減)の販売件数がそれぞれ計画を下回ったことが主要因。
なお、2015年3月に同社の主要販売代理店である医薬品卸最大手のメディパルホールディングス (TOKYO:7459)に対して第三者割当増資(普通株式659千株、調達額1,088百万円)を実施した。
両社の関係強化を進め、主要ユーザーである調剤薬局や診療所の新規開設や開業、システム更新などのユーザー情報をより早く情報交換できる環境を築き、システム事業の拡大につなげることが狙い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます