[4日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は4日、全米自動車労働組合(UAW)のストライキによる第3・四半期におけるコストが2億ドルになる見込みと発表した。
UAWによる米3大自動車メーカー(ビッグ3)に対するストライキは9月15日に始まり、現在20日目を迎えている。UAWはGMの組み立て工場2カ所と部品配送センター20カ所でストライキを行っている。
ストのコストはミズーリ州ウェンツビルにある中型ピックアップトラックやバンを製造する組み立て工場1カ所での16日間の生産停止を反映した。ミシガン州ランシングにあるスポーツ多目的車(SUV)の組立工場では9月29日からストが行われているほか、9月最終週にはストによる部品不足を理由にカンザス州フェアファックスにあるシボレーブランドのセダン「マリブ」を製造する工場も閉鎖されている。
今後数週間にわたりストによる生産停止が続けば、1日平均1250万ドルのコストがかかる可能性がある。
GMはまた、2024年10月までの60億ドルの新規融資枠を確保したと発表した。JPモルガンとシティバンクが共同主幹事を務める。
これによりバランスシートが強化されるという。