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東京株式市場・大引け=日経平均895円安、バーナンキ・ショック以来の下げ幅

発行済 2015-08-24 15:20
更新済 2015-08-24 15:27
© Reuters.  東京株式市場・大引け=日経平均895円安、バーナンキ・ショック以来の下げ幅
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[東京 24日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      18540.68 -895.15 寄り付き    19075.05 安値/高値   18498.8─19154.65

TOPIX .TOPX 終値       1480.87 -92.14 寄り付き     1542.25 安値/高値    1480.87─1545.04

東証出来高(万株) 394933 東証売買代金(億円) 41075.54

東京株式市場で日経平均は前営業日比895円安と急落。下げ幅は2013年5月23日 のバーナンキ・ショック(1143円安)以来となる大きさだった。中国景気の減速懸念 などを背景とする世界的な株安連鎖に歯止めがかからず、売りが売りを呼ぶ展開。個人投 資家の追い証発生も警戒され、投資家心理は急速に冷え込んだ。東証1部上場銘柄の99 %が値下がりする全面安となった。

日経平均は終値で2月23日以来6カ月ぶりの低水準まで下落。TOPIXは安値引 けとなり、2月17日以来の安値となった。

前週末の米ダウ .DJI が530ドル安となったことを受けて、寄り付きから売りが先 行。日経平均1万9000円割れ局面では公的資金の流入などが期待されたが、売りは止 まらなかった。年初来安値をつけたトヨタ 7203.T をはじめ主力輸出株が軒並み軟調だっ たほか、銀行や不動産など内需株も売りに押された。

投資家の不安心理を示すとされる日経平均ボラティリティ指数 .JNIV は一時36台 と約2年ぶりの高値水準まで上昇。後場寄り後には買い戻しなどで下げ渋る場面もあった が、上海総合指数 .SSEC などアジア株の大幅安や米株先物安など世界的にリスク資産を 回避する動きが広がり、日本株も引けにかけて下げ基調を強めた。

松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「これまで量的緩和に支えら れてきた株買いポジションの逆回転が出ている。マイナス成長となった4─6月期国内G DPに示されるように足元では日銀による緩和効果がみえず、昨年10月の黒田バズーカ 2以来の水準である日経平均1万6000円程度まで調整する可能性がありそう」との見 方を示した。

東証1部の売買代金は4兆1075億円と膨らみ、メジャーSQ(特別清算指数)算 出日の3月13日(4兆3072億円)以来となる4兆円台乗せ。東証1部の出来高は3 9億4933万株と今年最高を記録した。

東証1部騰落数は、値上がり8銘柄に対し、値下がりが1880銘柄、変わらずが3 銘柄だった。

(杉山容俊)

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