(本文3段落目の「新車販売台数は直近10年で4番目の台数となっており」の記述は昨年12月ではなく22年12月のことであったため、削除します。)
Shiho Tanaka
[東京 5日 ロイター] - 自動車販売の業界団体が5日発表した2023年12月の国内新車販売台数は、軽自動車が5カ月ぶりに前年を割り込んだ。全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は、トヨタ自動車傘下のダイハツ工業の生産・出荷停止の影響があったとみている。
全軽自協が発表した12月の軽自動車販売は同3.5%減の13万0519台で、5カ月ぶりのマイナスとなった。
全軽自協は要因として「年末にダイハツ車の出荷が停止となった影響が大きい」とみている。ダイハツは昨年12月、認証試験不正を受け国内工場の生産・出荷を停止した。
全軽自協は1月以降について「ダイハツの出荷停止がいつまで続くのかわからないため、見通しを出せる状況にない」としている。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した登録車も加えた新車販売台数は、前年同月比5.36%増の36万2839台だった。登録車は11.1%増の23万2320台で、昨年1月から12カ月連続で前年比2桁増となった。
2023年累計の国内新車販売台数は、前年比13.75%増の477万9086台だった。半導体不足などの部品調達難の影響が緩和され、受注残の解消が進んできたことなどが影響した。
自販連と全軽自協が発表した数値をロイターがまとめた。