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日経平均は429円高でスタート、日立や東京海上などが上昇

発行済 2024-01-11 09:47
更新済 2024-01-11 10:00
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;34871.33;+429.61TOPIX;2472.06;+27.58


[寄り付き概況]
 11日の日経平均は429.61円高の34871.33円と4日続伸して取引を開始した。
前日10日の米国株式市場は上昇。
ダウ平均は170.57ドル高の37695.73ドル、ナスダックは111.94ポイント高の14969.65で取引を終了した。
今週予定されている重要インフレ指標や銀行決算の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、小幅高。
長期金利が上昇に転じたため一時相場は下落に転じたが、ソフトランディング期待を受けた買いやハイテクの買いが下値を支え、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
引けにかけ、NY連銀のウィリアムズ総裁がバランスシート縮小ペースを減速する段階にはまだ達していないとの発言を受けて上昇が一服し、終了した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。
また、外為市場で1ドル=145円60銭台と、昨日15時頃と比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。
一方、昨日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場で半導体関連株の重しとなった。
また、日経平均は昨日までの3日続伸で1100円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。


 セクター別では全業種が値上がり。
保険業、証券商品先物、輸送用機器、卸売業、その他製品などが値上がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、日立 (TYO:6501)、トヨタ (TYO:7203)、スズキ (TYO:7269)、東京海上 (TYO:8766)、SMC (TYO:6273)、伊藤忠 (TYO:8001)、ソニーG (TYO:6758)、第一三共 (TYO:4568)、日産自 (TYO:7201)、デンソー (TYO:6902)、任天堂 (TYO:7974)、東電力HD (TYO:9501)などが上昇。
他方、楽天グループ (TYO:4755)、富士通 (TYO:6702)などが下落している。

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