[シドニー 11日 ロイター] - 中国の肖千駐オーストラリア大使は11日、同国のオーストラリア産ワインに対する関税の見直しは順調に進展していると述べたが、交渉が今月中に妥結するとした豪政府の見方を確認する発言は控えた。
オーストラリアの財界会合で、「現在、中国当局は豪州産ワインに対する関税を調査・見直ししており、事態は正しい方向に進んでいる」と述べた。
オーストラリアのファレル貿易相はこの前日、中国が3月末までに見直し作業を終了する見込みと発言していた。
オーストラリアがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の起源調査などを中国に求めたことから両国関係が悪化し、中国は2020年、石炭やロブスターなどオーストラリアの一部主要産品に関税を課した。