[9日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6416.16(+41.34) 前営業日終値 6374.82(+38.47)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10096.60(+103.53) 前営業日終値 9993.07(+22.67)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4701.39(+25.48) 前営業日終値 4675.91(+8.57)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が41.34ポイント( 0.65%)高の6416.16で取引を終えた。週間では約4.7%上昇し、2011 年12月以来の大きな値上がりとなった。前日発表された9月の連邦公開市場委員会(F OMC)議事要旨で米国の早期利上げ観測が後退し、買い安心感につながった。この日は 鉱業株にも買いが集中した。 スイスの資源大手グレンコア GLEN.L は7.0%上昇した。商品(コモディティ)価 格の下落に対応するために亜鉛生産を年間50万トン削減すると発表したことが好感され た。グレンコアは亜鉛生産で世界最大であり、削減量は世界全体の供給量の4%前後に相 当する。同社は300億ドルの債務を3分の2に圧縮するための対策を既に進めている。 今週は株価が乱高下し、週明けから35.9%上昇した。週間ベースで過去最大の伸びを 記録した。
<欧州株式市場> FTSEユーロファースト300種指数が1カ月ぶり高値をつけ たほか、週間では1月以来の大幅な伸びを記録した。鉱山株が買われたほか、金利が長期 間低水準にとどまるとの期待が相場を押し上げた。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は5.18ポイント(0.36%) 高の1432.67。週足では4.4%上昇。今週は一連の経済指標がさえない内容とな ったものの、商品価格が幾分落ち着きを取り戻したことで安心感が広がり、株価への追い 風となった。