[東京 5日 ロイター] -
日経平均は下げ幅を拡大し、一時前営業日比900円超安の3万8800円台半ばまで下落した。約3週間ぶりに心理的節目の3万9000円を下回った。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言のほか、中東情勢の緊迫化やドル/円の円高基調などが相場の圧迫材料となっている。
市場では「売りに勢いがついており、弱気相場入りするかもしれないとの警戒感が強まっている 」(国内証券ストラテジスト)との声が出ている。目先の下値めどとしては3月13日の終値(3万8695円97銭)が意識される。
主力株では、東京エレクトロン、ファーストリテイリングが大幅安となり、2銘柄で日経平均を約283円押し下げている。ソフトバンクグループ、アドバンテストも軟調。協和キリン、INPEXはプラス圏での推移となっている。