Jonathan Stempel
[オマハ(米ネブラスカ州) 4日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが4日開催した株主総会で、気候変動や中国などに関する6つの提案が圧倒的多数で否決された。バフェット氏や取締役会はいずれの提案にも反対していた。
保険事業とエネルギー事業に温室効果ガス排出量など気候変動への取り組みについて情報開示の強化を求める2つの提案は4対1以上の大差で否決した。
職場の多様性、公平性、包摂性を促進する取り組みに関する情報開示強化を求める提案も否決された。
事業運営が中国政府にどの程度依存しているか毎年報告することをバークシャーに求める提案なども否決された。
同社は2008年に中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)に投資した。22年以降は保有株を減らしている。
バフェット氏はバークシャーの議決権31%を握っているため、同氏が反対する提案を承認するのは難しい。
株主総会では取締役14人も再任した。