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日経平均は続伸、商い閑散ながら東エレクがけん引し75日線を突破

発行済 2024-06-11 15:30
更新済 2024-06-11 15:45
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*15:30JST 日経平均は続伸、商い閑散ながら東エレクがけん引し75日線を突破 10日の米国株式市場は反発。
ダウ平均は69.05ドル高(+0.18%)の38868.04ドル、ナスダックは59.40ポイント高(+0.35%)の17192.53、S&P500は13.80ポイント高
(+0.26%)の5360.79で取引を終了した。
早期利下げ期待の後退で売られ、寄り付き後、下落。
同時に、ソフトランディング期待が下値を支えさらに、アップルのイベントでの新人工知能(AI)機能発表を期待したハイテクの買いが相場を押し上げ、上昇に転じた。
今週予定されている5月の消費者物価指数(CPI)の発表や、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見気配が強まったが、プラス圏は維持。
ナスダックは過去最高値を更新し終了した。


米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比1%超上昇したことも影響して東エレク (TYO:8035)が上昇し、日経平均をけん引。
日経平均は寄付き後、一時39336.66円まで上昇する場面も見られ、一日を通して75日移動平均線(39018円水準)を上回った。
もっとも、日米中銀ウィークを迎えていることから積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は3営業日連続4兆円割れとなった。


大引けの日経平均は前日比96.63円高(+0.25%)の39134.79円となった。
東証プライム市場の売買高は13億7719万株、売買代金は3兆5422億円。
業種別では、機械、精密機器、非鉄金属、パルプ・紙、石油・石炭製品などが上昇した一方、海運業、証券・商品先物取引業、空運業、倉庫・運輸関連業、陸運業などが下落した。
東証プライム市場の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は61%となっている。


日経平均採用銘柄では、証券会社のポジティブなレポートを材料に、古河電工 (TYO:5801)、住友電工 (TYO:5802)、フジクラ (TYO:5803)と電線大手が上昇したほか、東エレク、アドバンテスト (TYO:6857)が買われた。
このほか、中外製薬 (TYO:4519)、太陽誘電 (TYO:6976)、荏原製作所 (TYO:6361)、三菱重工 (TYO:7011)、清水建設 (TYO:1803)が上昇した。


一方、米FDA諮問委員会で、米イーライリリーが開発したアルツハイマ―型認知症治療薬「ドナネマブ」を承認するように全会一致で勧告と伝わっており、競合薬の登場に警戒感が先行しエーザイ (TYO:4523)が売られた。
このほか、大和証G (TYO:8601)、野村 (TYO:8604)、しずおかFG (TYO:5831)など金融株もさえない。
また、三菱電機 (TYO:6503)、三井化学<
4183>、シャープ (TYO:6753)、村田製作所 (TYO:6981)も売られた。

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