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NYの視点:FOMC中立姿勢でハト派バイアス強めず、CPI改善も、利下げ遅れる可能性への懸念も

発行済 2024-06-13 07:41
更新済 2024-06-13 07:45
© Reuters.
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*07:41JST NYの視点:FOMC中立姿勢でハト派バイアス強めず、CPI改善も、利下げ遅れる可能性への懸念も 連邦準備制度理事会(FRB)は11日から12日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通りで政策金利据え置きを決定した。
声明では、「インフレが2%目標に向けさらなる進展が不足」から「わずかに進展した」と、インフレの進展の判断が上方修正された。


■スタッフ予測
GDP:24年+2.1%(3月2.2%)、25年2.0%(+2.1%)
PCEコア:24年2.9%(2.65%)25年:2.35%(2.2%)
金利:24年:5.125%(3月4.625%)、25年:4.125%(3.875%)

インフレ見通しが上方修正されたほか、特に注目されていた金利予測も3回利下げ予想から1回の利下げ予想に修正された。
市場は平均で2回利下げ予想への修正を想定していた。


FOMCの委員は1-3月期のインフレ進展停滞を巡る不透明感がまだ払拭していない模様。
4月に続き5月も消費者物価指数(CPI)も予想以上に伸びが鈍化し、ディスインフレ基調の証拠となったものの、パウエル議長は政策を巡るバイアスを何も示さなかった。
唯一、委員会の中で、誰も追加利上げをベースケースとして見ていないと、指摘。
FOMCが予想以上に利下げに慎重で、タカ派的な見解が主流となっている可能性が指摘されている。
同時に、一部投資家の間で、FRBの利下げが過剰に遅れるリスクへの懸念も広がった。


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