*07:39JST NYの視点:FRBは利下げに慎重、インフレ改善基調再開も
パウエル議長を含め連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定当局者は依然、利下げに慎重な姿勢を維持していることが先週開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の結果で明らかになった。
消費者物価指数(CPI)は4月に続き5月もインフレ改善基調の再開が確認されたほか、PCE価格指数も少なくとも、加速は見られなかった。
FRBの姿勢が他国中銀にもいくらか影響を与える可能性も指摘されている。
FRB政策当局者は1-3月期のディスインフレ停滞への懸念が払しょくできないでいる。
24年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権は有さないが、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、「高インフレが依然懸念」と指摘し、経済が予想通り展開したら、年内1回の利下げを予想している。
ただ、不透明感が多く、2回の利下げの可能性や利下げを実施しない可能性も除外しなかった。
同じく、本年の投票権を持たないがミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は週末のインタビューで、利下げを12月まで待つことが「理にかなう」と想定していることを明らかにした。
市場は11月の利下げを織り込んだほか、12月に追加利下げに踏み切る可能性も織り込み始めている。
消費者物価指数(CPI)は4月に続き5月もインフレ改善基調の再開が確認されたほか、PCE価格指数も少なくとも、加速は見られなかった。
FRBの姿勢が他国中銀にもいくらか影響を与える可能性も指摘されている。
FRB政策当局者は1-3月期のディスインフレ停滞への懸念が払しょくできないでいる。
24年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権は有さないが、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、「高インフレが依然懸念」と指摘し、経済が予想通り展開したら、年内1回の利下げを予想している。
ただ、不透明感が多く、2回の利下げの可能性や利下げを実施しない可能性も除外しなかった。
同じく、本年の投票権を持たないがミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は週末のインタビューで、利下げを12月まで待つことが「理にかなう」と想定していることを明らかにした。
市場は11月の利下げを織り込んだほか、12月に追加利下げに踏み切る可能性も織り込み始めている。