[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は3万9286円52銭(380円55銭安)、TOPIXは2791.59ポイント(11.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億7919万株、
6月27日(水)前場の東京株式市場は、1ドル160円台への円安進行にもかかわらずホンダ<7267>(東証プライム)などの自動車株や東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が重く、円安防止策としての金利引き上げなど警戒の様子となった。半面、みずほFG<8411>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)など金利上昇が追い風になる銘柄は堅調。日経平均は232円安で始まり、ジリ安となって午前10時過ぎに473円56銭安(3万9193円51銭)まで下押したが、3万9000円台を割る様子はないようで前引けにかけて持ち直した。
韓国が7年ぶりに「北」に向けて砲撃演習と伝えられ火薬のカーリットHD<4275>(東証プライム)が一段高となり、大阪有機化学<4187>(東証プライム)やアステナHD<8095>(東証プライム)は業績予想の増額が好感され一段高。伊勢化学<4107>(東証スタンダード)は信用取引規制の26日解除を受け曲がる太陽電池関連の期待が再燃し連日出直り急。ザインエレクトロニクス<6769>(東証スタンダード)はデータセンター向け次世代光半導体による高速情報伝送事業への参入など連日材料視され一段高。GMOアドパートナーズ<4784>(東証スタンダード)はGMOグループ内の事業再編で連日ストップ高。サンバイオ<4592>(東証グロース)は新薬候補の承認完了後への期待衰えず4日連続ストップ高。セルシード<7776>(東証グロース)はストップ高のクオリプス<4894>(東証グロース)の連想買いや薬価改定にともなう追い風ありそうとされ一段高となり一時ストップ高。
新規上場の豆蔵デジタルホールディングス<202A>(東証グロース)は、取引開始後に1348円(公開価格1330円の18円高)で初値をつけ、その後1538円(同16%高)まで上げ、前引けは1535円。
東証プライム市場の出来高概算は6億7919万株、売買代金は1兆6630億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は865銘柄、値下がり銘柄数は708銘柄。
東証33業種別指数は9業種が値上がりし、銀行、保険、海運、倉庫運輸、パルプ紙、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)