*13:08JST サイジニア Research Memo(8):CX改善や「ZETA AD」が好調、2024年6月期の営業増益を上方修正
■業績動向
3. 2024年6月期の業績見通し
サイジニア (TYO:6031)は2024年6月期は、売上高1,730~1,790百万円(前期比29.0%減~26.6%減)、営業利益490~545百万円(同28.7%増~43.1%増)、経常利益475~530百万円(同26.2%増~40.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益260~300百万円(同0.2%減~15.1%増)を見込んでいる。
期初予想と比較して、売上高で▲70~▲10百万円、営業利益で20~75百万円、経常利益で20~75百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で▲10~30百万円の修正となった。
修正予想がレンジ形式となっている理由は、ZETAの売上高が第4四半期に偏重する傾向にあり、決算へ向けて詳細な精査が必要となるためである。
EC市場が拡大するなか、EC事業者の売上増加に伴って、ECサイトでの接客強化や実店舗との相互送客といった、よりハイレベルなCXが強く求められるようになり、こうした傾向はEC売上が早くに拡大したアパレル業界から小売業界全体へと広がってきている。
さらに、クッキー規制やリテールメディア広告の立ち上がりなどによって、デジタルマーケティング市場も大きく変容している。
こうした事業環境の変化は同社にとって追い風で、同社のハイエンドで多機能なCX改善サービスに対するニーズがますます強まり、高収益ZETAの売上高構成比が想定以上に上昇することとなった。
MEO※サービスの市場が飽和しつつあることから、Yext社からの仕入販売が低迷しはじめたものの、同社にとって高収益のCX改善サービスに集中できる経営環境が整い、利益体質が明確になり、さらなる高収益化を進めている状況にあると言える。
このため、同社は2024年6月28日に業績予想の修正を発表し、Yext社低迷の影響が懸念される売上高は若干下方修正、CX改善サービスの好調と期初計画に織り込んでいない「ZETA AD」の増益貢献を受けて営業利益と経常利益を上方修正することとした。
※MEO(Map Engine Optimization):地図検索での上位を目指すこと。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
3. 2024年6月期の業績見通し
サイジニア (TYO:6031)は2024年6月期は、売上高1,730~1,790百万円(前期比29.0%減~26.6%減)、営業利益490~545百万円(同28.7%増~43.1%増)、経常利益475~530百万円(同26.2%増~40.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益260~300百万円(同0.2%減~15.1%増)を見込んでいる。
期初予想と比較して、売上高で▲70~▲10百万円、営業利益で20~75百万円、経常利益で20~75百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で▲10~30百万円の修正となった。
修正予想がレンジ形式となっている理由は、ZETAの売上高が第4四半期に偏重する傾向にあり、決算へ向けて詳細な精査が必要となるためである。
EC市場が拡大するなか、EC事業者の売上増加に伴って、ECサイトでの接客強化や実店舗との相互送客といった、よりハイレベルなCXが強く求められるようになり、こうした傾向はEC売上が早くに拡大したアパレル業界から小売業界全体へと広がってきている。
さらに、クッキー規制やリテールメディア広告の立ち上がりなどによって、デジタルマーケティング市場も大きく変容している。
こうした事業環境の変化は同社にとって追い風で、同社のハイエンドで多機能なCX改善サービスに対するニーズがますます強まり、高収益ZETAの売上高構成比が想定以上に上昇することとなった。
MEO※サービスの市場が飽和しつつあることから、Yext社からの仕入販売が低迷しはじめたものの、同社にとって高収益のCX改善サービスに集中できる経営環境が整い、利益体質が明確になり、さらなる高収益化を進めている状況にあると言える。
このため、同社は2024年6月28日に業績予想の修正を発表し、Yext社低迷の影響が懸念される売上高は若干下方修正、CX改善サービスの好調と期初計画に織り込んでいない「ZETA AD」の増益貢献を受けて営業利益と経常利益を上方修正することとした。
※MEO(Map Engine Optimization):地図検索での上位を目指すこと。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)