*10:30JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、成長の減速観測が圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 134676.75 +0.27%
11日のブラジル株式市場は小反発。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.27%(357.17ポイント)高の134676.75で引けた。
日中の取引レンジは133756.97-135087.32となった。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。
経済指標の改善が支援材料。
7月のIBGEサービス部門売上高は前年比で4.3%上昇し、前月の1.3%と予想の2.5%を上回った。
また、米ハイテク株の上昇も支援材料。
ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2668.03 -0.13%
11日のロシア株式市場は小幅続落。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.13%(3.35ポイント)安の2668.03ポイントで引けた。
日中の取引レンジは2657.77-2690.58となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。
貿易収支の悪化が圧迫材料。
また、米中経済指標の発表を控え、慎重ムードも強まった。
一方、指数の下値は限定的。
原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 81523.16 -0.49%
11日のインドSENSEX指数は小反落。
前日比398.13ポイント安(-0.49%)の81523.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同122.65ポイント安(-0.49%)の24918.45で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。
成長の減速観測が圧迫材料。
野村インターナショナルは最新リポートで、2024年度のインドの成長率が前年度の8.2%から6.7%に鈍化すると予測。
これは政府予想の7.2%を下回る。
野村は、政府の公共投資が拡大されているものの、個人消費が伸び悩んでいると指摘した。
また、7月の鉱工業生産などが翌12日から発表されるほか、米中の経済指標の発表を控え、インド市場は積極的な買いは手控えられた。
【中国本土】上海総合指数 2721.80 -0.82%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.40ポイント安(-0.82%)の2721.80ポイントと反落した。
2月5日以来、約7カ月ぶりの安値水準を切り下げている。
中国経済の先行き不安が改めて意識される流れ。
これまでに公表された物価や貿易などの統計は、デフレや企業活動縮小、内需不振などが懸念される内容だとなっている。
週末に公表される8月の各種統計(14日に8月の小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融)の内容も気がかりだ。
西側諸国の対中圧力が続いていることも不安材料。
米政府と中国のバイオテクノロジー企業との取引を制限する「バイオセキュア法案」の米下院可決(今後、上院に送付)に続き、中国製ドローンの米国内利用を禁止する法案も10日までに可決した。
そのほか、カナダのフリーランド副首相は10日の記者会見で、中国から輸入する電池、半導体、太陽光製品、鉱物などに追加関税を課すことを検討していると述べている。
11日のブラジル株式市場は小反発。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.27%(357.17ポイント)高の134676.75で引けた。
日中の取引レンジは133756.97-135087.32となった。
中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。
経済指標の改善が支援材料。
7月のIBGEサービス部門売上高は前年比で4.3%上昇し、前月の1.3%と予想の2.5%を上回った。
また、米ハイテク株の上昇も支援材料。
ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2668.03 -0.13%
11日のロシア株式市場は小幅続落。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.13%(3.35ポイント)安の2668.03ポイントで引けた。
日中の取引レンジは2657.77-2690.58となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。
貿易収支の悪化が圧迫材料。
また、米中経済指標の発表を控え、慎重ムードも強まった。
一方、指数の下値は限定的。
原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 81523.16 -0.49%
11日のインドSENSEX指数は小反落。
前日比398.13ポイント安(-0.49%)の81523.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同122.65ポイント安(-0.49%)の24918.45で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。
成長の減速観測が圧迫材料。
野村インターナショナルは最新リポートで、2024年度のインドの成長率が前年度の8.2%から6.7%に鈍化すると予測。
これは政府予想の7.2%を下回る。
野村は、政府の公共投資が拡大されているものの、個人消費が伸び悩んでいると指摘した。
また、7月の鉱工業生産などが翌12日から発表されるほか、米中の経済指標の発表を控え、インド市場は積極的な買いは手控えられた。
【中国本土】上海総合指数 2721.80 -0.82%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.40ポイント安(-0.82%)の2721.80ポイントと反落した。
2月5日以来、約7カ月ぶりの安値水準を切り下げている。
中国経済の先行き不安が改めて意識される流れ。
これまでに公表された物価や貿易などの統計は、デフレや企業活動縮小、内需不振などが懸念される内容だとなっている。
週末に公表される8月の各種統計(14日に8月の小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融)の内容も気がかりだ。
西側諸国の対中圧力が続いていることも不安材料。
米政府と中国のバイオテクノロジー企業との取引を制限する「バイオセキュア法案」の米下院可決(今後、上院に送付)に続き、中国製ドローンの米国内利用を禁止する法案も10日までに可決した。
そのほか、カナダのフリーランド副首相は10日の記者会見で、中国から輸入する電池、半導体、太陽光製品、鉱物などに追加関税を課すことを検討していると述べている。