*15:07JST インテリックス Research Memo(7):在庫圧縮により有利子負債を削減、自己資本比率は30%弱まで回復
■インテリックス (TYO:8940)の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2024年5月期末の資産合計は前期末比4,919百万円減少の40,710百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が14百万円、前渡金が208百万円それぞれ増加した一方で、販売用不動産が5,442百万円減少した。
固定資産では有形固定資産が405百万円、投資有価証券が237百万円それぞれ増加し、借地権が464百万円減少した。
長期滞留物件の販売を促進したことにより、収益不動産物件(販売用不動産+長期保有収益物件)の期末残高は同44億円減の314億円と3期ぶりの減少に転じた。
負債合計は前期末比5,017百万円減少の28,838百万円となった。
収益不動産物件の売却資金を借入金の返済に充当したことにより、有利子負債が5,416百万円減少したことが主因だ。
純資産合計は前期末比98百万円増加の11,872百万円となった。
配当金支出150百万円、自己株式取得199百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益414百万円を計上したことなどによる。
経営指標を見ると、収益不動産物件の売却による資産及び有利子負債の減少により、自己資本比率が前期末の25.8%から29.1%に上昇し、有利子負債比率が264.4%から216.5%に低下するなど、財務体質の改善が進んだと言える。
財務体質が脆弱になれば、金融機関からの借入れも厳しくなるため、今後もこれら経営指標を意識しながら事業を展開する方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 財務状況と経営指標
2024年5月期末の資産合計は前期末比4,919百万円減少の40,710百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が14百万円、前渡金が208百万円それぞれ増加した一方で、販売用不動産が5,442百万円減少した。
固定資産では有形固定資産が405百万円、投資有価証券が237百万円それぞれ増加し、借地権が464百万円減少した。
長期滞留物件の販売を促進したことにより、収益不動産物件(販売用不動産+長期保有収益物件)の期末残高は同44億円減の314億円と3期ぶりの減少に転じた。
負債合計は前期末比5,017百万円減少の28,838百万円となった。
収益不動産物件の売却資金を借入金の返済に充当したことにより、有利子負債が5,416百万円減少したことが主因だ。
純資産合計は前期末比98百万円増加の11,872百万円となった。
配当金支出150百万円、自己株式取得199百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益414百万円を計上したことなどによる。
経営指標を見ると、収益不動産物件の売却による資産及び有利子負債の減少により、自己資本比率が前期末の25.8%から29.1%に上昇し、有利子負債比率が264.4%から216.5%に低下するなど、財務体質の改善が進んだと言える。
財務体質が脆弱になれば、金融機関からの借入れも厳しくなるため、今後もこれら経営指標を意識しながら事業を展開する方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)