(内容を追加しました。) [ニューヨーク 7日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 17073.95 +67.18 +0.40 16991.29 17099.25 16940.48 .DJI 前営業日終値 17006.77 ナスダック総合 4708.25 -8.77 -0.19 4690.88 4731.20 4674.82 .IXIC 前営業日終値 4717.02 S&P総合500種 2001.76 +1.77 +0.09 1996.11 2006.12 1989.38 .SPX 前営業日終値 1999.99
米国株式市場はまちまち。大型ハイテク株の大幅な値下がりをエネルギー関連株の上昇が補う展開とな った。S&P総合500種は2カ月ぶりの高値で引けた。 今年に入って株式相場の材料となることが多い原油価格は、5%超上昇した。S&Pエネルギー株指数 .SPNY は2.4%上昇し、昨年10月以来となる5営業日連続の上昇を記録。1月中旬につけた今年の安 値に比べて23%値上がりしている。 ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、ジョン・マンリー氏は「 株式相場は何とかフェアバリューに収まり、恐怖感が取り除かれた。市場参加者はあまりにも悲観的になり 過ぎていた」と指摘した。 マンリー氏は、原油相場は底を打ちつつあり、それによって関連セクターが反発していると指摘した。 ただ、決算シーズンが終わりに近づいた今、株式市場の反発は継続しづらいだろうとの見方を示した。 石油大手エクソンモービル XOM.N は2.6%上昇し、シェブロン CVX.N も3.1%高。 一方、ハイテク関連では、米グーグルの持ち株会社アルファベット GOOGL.O 、インターネット交流サ イトのフェイスブック FB.O 、マイクロソフト MSFT.O がいずれも2%前後値下がりした。 企業の決算発表シーズが終わりに近づくなか、主要国で好調な内容の経済指標の発表が続いたことや商 品相場の安定が市場の地合い改善につながった。 カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル VRX.N は7.1%の 大幅高。昨年第4・四半期決算を来週発表する方針を明らかにしたことが背景。ここ数カ月間、取引慣行な どをめぐって当局の調査を受けていることが判明し、株価が急落するなどしたため投資家の懸念が高まって いたが、ようやく前向きな材料がもたらされるかもしれないとの期待が高まった。 この日の騰落比率はニューヨーク証券取引所が2対1、ナスダックは2.21対1だった。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約90億株で、過去20営業日平均8 8億株をわずかに上回った。