日経平均は大幅に4日続落、円高が重しとなり一時300円超の下落

日経平均は大幅に4日続落。
17日の米国市場ではNYダウが155ドル高で5日続伸となり、昨年末以来の水準を回復した。
一方、米利上げ観測後退を背景に為替市場ではドル安・円高が進み、一時1ドル＝110円台とおよそ1年4ヶ月ぶりの円高水準となった。
これが重しとなり、日経平均は52円安からスタートすると、その後も下げ幅を拡大し、前場に一時16613.69円（前日比322.69円安）まで下落する場面があった。
売りが一巡すると、16700円を挟んでもみ合う展開となった。
大引けの日経平均は前日比211.57円安の16724.81円となった。
東証1部の売買高は22億9580万株、売買代金は2兆4504億円だった。
業種別では、保険業、輸送用機器、医薬品が下落率上位だった。
一方、鉱業、石油・石炭製品、パルプ・紙が上昇率上位だった。
個別では、トヨタ自 (T:7203)、三菱ＵＦＪ (T:8306)、ソフトバンクグ (T:9984)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)など売買代金上位は全般軟調。
富士重 (T:7270)やマツダ (T:7261)といった自動車株や、小野薬 (T:4528)、７＆ｉＨＤ (T:3382)などが3％超の下落。
村田製 (T:6981)や日東電 (T:6988)は4％を超える下げ。
また、前日に大幅高となったマネパＧ (T:8732)が利益確定売りに押され、トランスシテ (T:9310)、日機装 (T:6376)などとともに東証1部下落率上位となった。
一方、ソニー (T:6758)、ＪＴ (T:2914)、三井物産 (T:8031)、キヤノン (T:7751)などが堅調。
パナソニック (T:6752)が2％超上昇したほか、前日急落した東芝 (T:6502)は4％高と反発。
また、ワイエイシイ (T:6298)、ＪＵＫＩ (T:6440)、ｅｎｉｓｈ (T:3667)などが東証1部上昇率上位となった。