[18日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6189.64(‐11.48) 前営業日終値 6201.12(+25.63)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9950.80(+58.60) 前営業日終値 9892.20(‐91.21)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4462.51(+19.62) 前営業日終値 4442.89(‐20.11)
<ロンドン株式市場> 小幅に反落。取引時間中は一時、6237.02ポイントと 、今年の最高値である6242.32ポイントに近づいたが終盤にかけて勢いを失った。 この日は1次産品関連の値上がりが一服した。週間ベースでは約0.8%上昇した。 最近の株価の底堅さは主に鉱業と石油株が買われたことによるものだ。前日はドルの 値下がりの影響でドル建て資産である1次産品に割安感が出た。原油・天然ガス株指数<. FTNMX0530>は前日、昨年11月以来の高値をつけたが、この日は原油価格の下落とともに 値下がりした。 鉱業株も小幅安となった。銅と金の価格が下がったことに加え、クレディ・スイスに よる投資判断引き下げも響いた。 銀行や金融株は買われた。アナリストらはFT100種に上場している銀行はユーロ 圏の銀行と比べて、マイナス金利による収益への影響が少ないと指摘している。欧州中央 銀行(ECB)の当局者の一人は、ユーロ圏経済に弾みがつかなければさらなる利下げに 踏み切る可能性もあると発言している。 住宅建設のバークレー・グループ BKGH.L は2.2%安。経営に関する中間報告で、 業績が市場予想の上限に迫るとの見通しを示したが、予約が2014/15年度と比べて 約4%少ないとしたことが嫌気された。
<欧州株式市場> 反発。ユーロがドルに対してやや下落したことで輸出志向の強い 自動車株が持ち直した。 原油価格の下落で石油株は売られた。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は3.15ポイント(0.24%) 高の1343.19。 週間では約0.3%安、年明けからは約7%値下がりしている。 中国に端を発した世界経済の減速懸念が重しとなっている。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は16.67ポイント(0.55%) 高の3059.77だった。 アクティブ・トレーダーズの首席アナリスト、カルロ・アルベルト・デ・カーサ氏は 「ユーロの値下がりが株価にとっていくらか追い風になっている」と述べる。 STOXX欧州600自動車・部品株指数 .SXAP は1.09%上昇した。欧米系自 動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) FCHA.MI は2.7 %、フランスのPSAプジョー・シトロエン PEUP.PA は1.0%それぞれ値上がりした 。 イタリアの銀行バンコ・ポポラーレ BAPO.MI も買われた。バンカ・ポポラーレ・デ ィ・ミラノ(BPM) PMII.MI との合併を承認するための条件を、欧州中央銀行(EC B)が提示し、合併・買収(M&A)成立への期待が高まった。 原油価格の値下がりでSTOXX欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は低下した。 原油は4週連続で値上がりしていたが、ここにきてマイナスに転じた。