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プログリット Research Memo(10):2024年8月期に初の配当を実施、配当性向は当面30%を目指す

発行済 2024-11-07 13:10
更新済 2024-11-07 13:15
© Reuters.
*13:10JST プログリット Research Memo(10):2024年8月期に初の配当を実施、配当性向は当面30%を目指す ■プログリット (TYO:9560)の株主還元策

2024年8月期において初の期末配当を行うことを2024年7月に発表した。
これまでは、成長過程にあることから、内部留保の充実を図り、一層の事業拡大を目指すことが株主への最大の利益還元につながると考え、配当の実施を見送ってきた。
しかし、2024年8月期の業績が好調に推移したほか、今後の安定した事業成長を見込み、さらなる企業価値の向上を目指して成長投資を続けつつも、株主に対する継続的な利益還元も可能と判断し、初の配当に踏み切った。
2024年8月期の期末配当は1株当たり13.0円で、配当性向は26.6%となる。
今後は、年1回の期末配当及び配当性向30%を目安とすることを基本方針に、2025年8月期においては1株当たり18.0円の配当を予定している。



「組織体制」と「環境」の在り方を通じてSDGs経営を推進

同社では主に「組織体制」「環境」の在り方を通じて、SDGs経営を推進している。
「組織体制」としては社員の72%、管理職の35%が女性のため、女性が働きやすい制度の構築など、社員の働く環境の改善に向けて取り組んでいる。
2023年8月期においては、男性・女性ともに育休取得率100%を実現するなど、若い社員の継続的な活躍を支援する環境が提供されている。
また、社員がより安心して長期的なキャリアを築けるよう、原則としてコンサルタントを正社員で雇用している。
「環境」に関しては英語学習に必要なほぼすべての教材をアプリ化し、また、会議資料や稟議など社内文書の電子化を進め、紙の消費量削減に取り組み、環境負荷を低減する活動を行っている。


ほかにも、国内だけではなく、国際的な視点を学生時代から持つことが有効であると考え、2022年11月には立命館大学及びアシックス (TYO:7936)と連携し、「Ritsumeikan-Global Athlete Program」をスタートさせた。
創業時の思いから派生した取り組みとして、将来日本のスポーツ界を背負うグローバルアスリートの育成を手助けしている。
2024年4月には、ソフトテニス世界一の経歴を持つ、船水雄太選手の英語力向上を全面支援すると発表した。
船水選手は、米国で競技人口が急増している「ピックルボール」で日本人初のメジャーリーグプレイヤーを目指しており、同社は、トレーニングや試合における米国人スタッフ、選手とのコミュニケーション力向上に向けて、英語学習をサポートする。


(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

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