25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・海外勢の売り圧力低下、メガバンク辺りの底堅さが意識される ・ドル・円は113円08銭付近、国内勢による期末のドル買いが一服 ・証券各社レーティング、格上げ10銘柄、格下げ10銘柄 ■海外勢の売り圧力低下、メガバンク辺りの底堅さが意識される 日経平均は反発。
79.50円高の16971.83円(出来高概算9億株)で前場の取引を終えている。
24日の米国市場はNYダウが小幅に反発し、シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の16770円だった。
NYダウは一時17400ドルを下回る場面もみられたが、石油掘削装置(リグ)稼働数の減少が報じられると、原油価格の買い戻しに伴い、引けにかけて切り返しをみせていた。
この流れを受けて前日の下げに対する自律反発の流れが先行した。
その後は為替睨みの展開となり、円相場が1ドル113円台に乗せてくるなか、インデックスに絡んだ商いによって自動車株などが上げ幅を広げており、日経平均を牽引する格好となった。
もっとも、多くの海外市場が休場となるなかで海外勢のフローは限られており、17000円辺りからは上値の重さが意識される展開に。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っている。
規模別指数では大型株、中型株が上昇する一方で、小型株指数のみが弱い。
セクターでは、保険、輸送用機器、卸売、電気機器、機械、石油石炭が上昇。
半面、建設、情報通信、不動産、パルプ紙、サービスが利食い優勢だった。
日経平均は狭いレンジ内での推移となっており、後場も17000円近辺でのこう着になりそうである。
ただし、海外勢のフローが限られる中、売り圧力が小さいとの見方もされやすく、インデックスに絡んだ商いのインパクトが大きくなるだろう。
円安を受けて輸出関連などがしっかりなほか、メガバンクや商社など配当志向の物色も意識されており、引けでの17000円回復なども期待されよう。
一方で、週末要因もあって中小型株などには利益確定に向かいやすい面はある。
中小型株物色から、大引けにかけては目先の配当狙いへ向かいそうであり、メガバンク辺りの底堅さが意識されそうである。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は113円08銭付近、国内勢による期末のドル買いが一服 25日午前の東京外為市場で、ドル・円は国内勢による期末の買いがみられ、112円後半から113円台で推移した。
ドル・円は朝方112円76銭を付けた後、国内勢による期末のまとまったドル買いが入り、一時113円32銭まで値を切り上げた。
17日以来、約1週間ぶりの高値水準。
ドル買い一服後は、日経平均株価の上げ幅縮小を受け、ドル・円は113円付近まで値を下げた。
ただ、日本銀行による追加緩和への期待は後退していないことや米早期利上げ期待は残されており、円買いのフローが大幅に増える可能性は低いとみられる。
ランチタイムの日経平均先物は底堅い値動きとなっており、午後は円売りの支援材料になるかもしれない。
ここまではドル・円は112円76銭から113円32銭、ユーロ・ドルは1.1154ドルから1.1181ドル、ユーロ・円は125円92銭から126円46銭で推移。
12時16分時点のドル・円は113円08銭、ユーロ・円は126円19銭、ポンド・円は159円63銭、豪ドル・円は85円01銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983) ・警察庁が一部高速道路の最高速度を120キロへ引き上げることを容認、トヨタ (T:7203)、富士重 (T:7270)に追い風 ・証券各社レーティング、格上げ10銘柄、格下げ10銘柄 ☆後場の注目スケジュール☆ ・特になし <海外> ・特になし <SY>
・海外勢の売り圧力低下、メガバンク辺りの底堅さが意識される ・ドル・円は113円08銭付近、国内勢による期末のドル買いが一服 ・証券各社レーティング、格上げ10銘柄、格下げ10銘柄 ■海外勢の売り圧力低下、メガバンク辺りの底堅さが意識される 日経平均は反発。
79.50円高の16971.83円(出来高概算9億株)で前場の取引を終えている。
24日の米国市場はNYダウが小幅に反発し、シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の16770円だった。
NYダウは一時17400ドルを下回る場面もみられたが、石油掘削装置(リグ)稼働数の減少が報じられると、原油価格の買い戻しに伴い、引けにかけて切り返しをみせていた。
この流れを受けて前日の下げに対する自律反発の流れが先行した。
その後は為替睨みの展開となり、円相場が1ドル113円台に乗せてくるなか、インデックスに絡んだ商いによって自動車株などが上げ幅を広げており、日経平均を牽引する格好となった。
もっとも、多くの海外市場が休場となるなかで海外勢のフローは限られており、17000円辺りからは上値の重さが意識される展開に。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っている。
規模別指数では大型株、中型株が上昇する一方で、小型株指数のみが弱い。
セクターでは、保険、輸送用機器、卸売、電気機器、機械、石油石炭が上昇。
半面、建設、情報通信、不動産、パルプ紙、サービスが利食い優勢だった。
日経平均は狭いレンジ内での推移となっており、後場も17000円近辺でのこう着になりそうである。
ただし、海外勢のフローが限られる中、売り圧力が小さいとの見方もされやすく、インデックスに絡んだ商いのインパクトが大きくなるだろう。
円安を受けて輸出関連などがしっかりなほか、メガバンクや商社など配当志向の物色も意識されており、引けでの17000円回復なども期待されよう。
一方で、週末要因もあって中小型株などには利益確定に向かいやすい面はある。
中小型株物色から、大引けにかけては目先の配当狙いへ向かいそうであり、メガバンク辺りの底堅さが意識されそうである。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は113円08銭付近、国内勢による期末のドル買いが一服 25日午前の東京外為市場で、ドル・円は国内勢による期末の買いがみられ、112円後半から113円台で推移した。
ドル・円は朝方112円76銭を付けた後、国内勢による期末のまとまったドル買いが入り、一時113円32銭まで値を切り上げた。
17日以来、約1週間ぶりの高値水準。
ドル買い一服後は、日経平均株価の上げ幅縮小を受け、ドル・円は113円付近まで値を下げた。
ただ、日本銀行による追加緩和への期待は後退していないことや米早期利上げ期待は残されており、円買いのフローが大幅に増える可能性は低いとみられる。
ランチタイムの日経平均先物は底堅い値動きとなっており、午後は円売りの支援材料になるかもしれない。
ここまではドル・円は112円76銭から113円32銭、ユーロ・ドルは1.1154ドルから1.1181ドル、ユーロ・円は125円92銭から126円46銭で推移。
12時16分時点のドル・円は113円08銭、ユーロ・円は126円19銭、ポンド・円は159円63銭、豪ドル・円は85円01銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983) ・警察庁が一部高速道路の最高速度を120キロへ引き上げることを容認、トヨタ (T:7203)、富士重 (T:7270)に追い風 ・証券各社レーティング、格上げ10銘柄、格下げ10銘柄 ☆後場の注目スケジュール☆ ・特になし <海外> ・特になし <SY>