[日本インタビュ新聞社] - ■新潟~関東を結ぶ先進物流、25mダブル連結トラックがトライ運行開始
新潟県内の主要菓子メーカーである岩塚製菓<2221>(東証スタンダード)、亀田製菓<2220>(東証プライム)、ブルボン<2208>(東証スタンダード)は、朝日物流、新潟輸送、NEXT Logistics Japan(NLJ)と協力し、新潟~関東間で全長25mのダブル連結トラックによる共同配送を2024年内に開始する。この取り組みは、NLJの提案をもとに実現したもので、業界初の試みとなる。複数社の菓子製品を1台のトラックに混載することで、物流効率の向上が図られる。
■ドライバー不足と環境問題への挑戦、物流の新しいカタチ
このプロジェクトは、深刻化するトラックドライバー不足の解決を目指す。同時に、二酸化炭素排出量を削減することで、持続可能な社会への貢献も見込まれる。ダブル連結トラックは通常の大型トラック2台分の輸送力を持つため、輸送効率が飛躍的に向上する。また、新潟県内の製菓企業が共同で輸送するスキームは、地域密着型の物流改革として注目を集めている。
■未来を見据えた地域連携、物流モデルの全国展開も視野
今回のトライ運行は、新潟県発の輸送モデルとして、全国規模での展開も期待される。特に、ブルボンの温度管理製品や亀田製菓、岩塚製菓のドライ品を分けて積載することで、輸送ニーズに応える柔軟な対応が可能となった。今後も「安全・安心・安定的な物流網」の構築に向けた取り組みが続けられる見通しであり、新潟発の革新的な物流ソリューションが日本全体に広がる可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)