プログレッシブ・コーポレーション（NYSE:PGR）は、個人向け自動車保険の需要が高まったことが要因となり、第2四半期の利益が大幅に増加したと発表した。同社の株価は今日の市場前取引で3.5％上昇した。
オハイオ州メイフィールド・ビレッジに本社を置く同社は、個人・商用車、オートバイ、ボート、レクリエーショナル・ビークル、住宅など幅広い保険商品を提供することで知られている。プログレッシブの個人向け自動車保険契約は前年比10％増の2,150万件となった。さらに、財物事業保険契約も同四半期に12％増加した。
堅調な労働市場と賃金の上昇が、プログレッシブの主要分野である自動車保険への支出を増加させる主要因となっている。また、個人向け自動車保険料が大幅に上昇したことも利益をもたらしている。
プログレッシブの財務実績は、正味収入保険料が22％急増し、179億ドルに達したことでさらに強調された。保険業界の収益性の指標であるコンバインド・レシオは前年の100.4％から91.9％に改善した。コンバインド・レシオが100％を下回るということは、保険料の回収額が保険金の支払額を上回っていることを示している。
純利益は、前年同期の3億4,540万ドル（1株当たり0.57ドル）に対し、14億6,000万ドル（1株当たり2.48ドル）と大幅に増加した。
プログレッシブ社の株価は好調で、年初来で36.3％上昇し、同時期のS&P500種株価指数の18％上昇を上回った。
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